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おいしいもの

「サンタ・クルス」もくじ


タラのクリームソース添え

正午少し前、ヌエストラ・セニョーラ・デ・アフリカ市場の地下に下り、数ある魚河岸食堂のうちの一軒、「2゜センティグラドス」のカウンターでお昼ご飯にした。

↑タラの黒ガーリッククリームソース添え。今が旬のタラ(真ん中)は、私のこぶしよりひと回り大きい塊。タラの両脇と底にあるのは、とろんと滑らかなさつまいも。濃厚なクリームソースは、淡白なタラと甘みの少ないさつまいもにぴったりだった。


ハンバーガー

カンデラリア広場に面したバーガーショップ、「ミスター・スマイル」のカウンターでハンバーガーを注文し、お店の前のテントのダイニングでお昼ご飯にした。

↑野菜を多めにしてもらった。マスタードソースがとりわけおいしい。

↑ミスター・スマイル。正面(写真を撮っている私の背中)にダイニングのテントがある。

サンタ・クルス滞在最終日の夕ご飯

洗濯物を抱えてコインランドリーへと通った道に古風な建物があり、いつも気になっていた。スペイン料理のレストラン、「タスカ・ラ・レボティカ」だった。

↑アンチョビ入りのふわふわペースト。パンにぬりぬり。

↑刻みタラとさつまいも、赤緑2種類のモホ掛け。「モホ」はスペインのオイルソースで、テネリフェではパプリカの赤とコリアンダー(パクチー)の緑がよく使われるとか。

↑建物の外観に負けない古風な店内


ショッピング

外食しているとお小遣いがあっという間に尽きてしまう。不足しがちな野菜も摂りたいので、お昼ご飯と夕ご飯は、スーパーの惣菜売り場か街なかのデリで調達して分けて食べればいいね、ホテルの部屋には冷蔵庫もあるし、と旅行前に作戦を練っておいた。

しかし。

スーパー数軒、どこを探しても惣菜売り場というものがない。街にはデリもない。ヨーロッパの他の街やアメリカでは、野菜や豆がぎっしり詰まったサラダのパックがスーパーでもコンビニでもどこにでも売っていて、まったく困らなかったのに。

街の様子もお店の品ぞろえも、欧米の都市と何ら変わりはない。サンタ・クルスの人は外食は外食で楽しみこそすれ、基本的に食事は自分でこまめに作るものであって、出来合いを買ってきて済ませることはほとんどないのかもしれない。

↑野菜欠乏、もう限界。にんじんとなすび色のトマトを仕入れて丸かじりした。にんじんは甘くて柔らかく、そのままで十分おいしい。トマトはおもしろい色をしているが、果肉はフツーのトマトの色、味もフツーのトマトの味だ。スーパーでもバラの青果はキロいくらの量り売りなので、必要な分だけ買える。

↑ご当地サンタ・クルスの醸造所「ドラダ」のピルスナー。ドラダはカナリア諸島で一番おいしいビールとの評判で、楽しみにしていた。250mlびん1本あたり0.6ユーロ前後(100円)はかなりうれしい。6本パック、何回買ったっけ(こら)。

↑マグナムの棒アイスクリーム。ヨーロッパに来たら、最低1本は食することにしている。棒に当たり印がないかな・・・ないとわかっていてもひっくり返したりして探しちゃう、この哀しいサガ。

スペインの羊乳チーズ

ヌエストラ・セニョーラ・デ・アフリカ市場のチーズ専門店「ベベス」で、スペイン産のチーズを2種類買った。1つは地元テネリフェ産、もう1つはスペイン本土産のマンチェゴで、どちらも羊乳の熟成チーズだ。

↑ベベス。ショーケースの上にスペイン産のチーズがたくさん並ぶ。好きな大きさで切り売りしてくれる。

チーズを仕入れた帰り、スーパーに立ち寄ってラップを買った。ホテルの部屋で包装を解き、チーズ1個あたり3枚のラップでできるだけ空気が入らないよう、きっちり包んだ。このあとは:

  1. ホテルの客室の冷蔵庫で保管。
  2. 帰国時はスーツケースに入れて運ぶ。飛行機の貨物室は気温が低い。
  3. 乗り継ぎ地のパリのホテルに冷蔵庫がなく、カーテンの裏側の窓辺に置いて保管した。この日パリは雨降りでとても寒く、冷蔵庫並みに安心だった。
  4. 帰宅したらラップを取り替えてきっちり包み、冷蔵庫へ。
↑マンチェゴチーズ。300g。

↑テネリフェ産羊乳チーズ。155g。

↑左2枚はテネリフェ産、右はマンチェゴチーズ。テネリフェ産は香りとコクが深い。マンチェゴチーズはしっとり滑らか。

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